よくある質問:ポルシェ356を現代に伝えるインターメカニカを選ぶ理由はここにある!インターメカニカ356の基礎知識、メンテナンス、購入ガイド

  • カルマンギア Karmann Ghia Porsche
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よく頂く質問

Q.普段の足に使えますか?
A.全然OKです。そもそもロードスターの原型であるコンバーチブルDは巻き上げ式の窓を備えた全天候型のスピードスターです。エアコンも標準装備ですし、普通にファーストカーとして使用できます。 オープンカーにありがちな、リアのスクリーン(リアウィンドウ)はアクリル製でありながら大変品質が高くいつまでも透明度が高い。多くのオープンカーは数年で黄ばんだり、茶色く変色してしまいます。 インターメカニカでは従来の差込式のスクリーンではなく巻き上げ式の窓(しかもパワーウィンドウ)を装備したスピードスター55もリリースしています。こちらも雨の日に乗っても全然大丈夫です。雨漏りしないから不思議です…。
Q.30年落ちの中古車でも大丈夫ですか?
A.一般的な車両なら10年落ちだと、ボディのサビやエンジンの磨耗など耐久性の面、そしてパーツ供給の面から考えてもパスしちゃいますが、インターメカニカの場合30年落ちでも基本的な整備さえすれば普通に乗れてしまいます。しかもほとのどのオーナーさんはインターメカニカを『家族』のように大切に扱っていますので、古くても年式を感じさせません。 私の愛車は1992年制の29年落ちですが、まだまだ人(車)生の半分も全うしてないと思います。”40年使えるように設計された”ボディですので、消耗品さえしっかり定期的に変えていけば、100年くらいは持つだろうと思いますし、いつまでもほとんど新車のようなコンディションで使えると思います。30年落ちの中古車でも新車価格の数分の1でインターメカニカに乗ることが出来るなら逆にラッキーとさえ思えてくるでしょう。なぜなら私がそうでしたから・・・。 一般的に自動車メーカーはユーザーに『乗り換え』を提案しますが、インターメカニカ社は『いつまでも長く乗って欲しい』と考えています。そんなメーカーは世界中探してもインターメカニカ社だけだと思います。その思いが自動車造りにもハッキリと表れています。
Q.ワーゲンベースのインターメカニカを見かけますが?
A.現在のインターメカニカ社の作りは一級品ですが、1970年代後半から1980年代前半に作ったスピードスターのレプリカはVWビートルをベースに作られています。この年代のインターメカニカがときおり国内でも中古車として見かけることがあります。実はこの時代のレプリカの多くは『(組み立て)キット』として販売され、完成車として販売されたのは世界でわずかに100台程度です。 だからほとんどのスピードスターの出来具合はプライベーターなど組み立てた人に依存しますので、一概に『インターメカニカだからモノがいい』ということは当てはまりません。購入時は十分に他車との比較検討は必要だと思います。もちろん現在のインターメカニカ車は完成車として販売しておりますので、まったく問題はありません。
Q.エアコンは効きますか?
A.最近は国産軽四のコンパクトなコンプレッサーを使うなど非常にすぐれたエアコンシステムを採用しています。
Q.故障しますか?
A.故障はしますというか、故障はつき物というくらいの気持ちでいるといいと思います。ただエンジンや足回りなど非常にシンプルに出来ていますので、日ごろのメンテナンスをきっちり行っていれば整備がまったく出来ない素人の方でも問題なく維持出来て楽しめますよ。
Q.日ごろのメンテナンスは何をすればいいですか?
A.普段乗らない人はエンジンオイルの汚れと量のチェックとファンベルトの張りは必ず見てください。特にオイルは最新化学合成のものを使うとすぐに調子を崩します。昔からある鉱物油のオイルを使ってください。また定期点検(12ヶ月点検)などは受けるようにすれば未然にトラブルは防げますよ。 特に神経質になる必要はないと思いますので女性でも維持は出来ます。シンプルなクルマなので整備はどこの整備工場でも出来ます。
Q.幌からの雨漏りは大丈夫ですか?
A. 幌やゴムなどは毎年のように改良されて、最新式ではほとんど雨は漏らないはずです。また古い年式のクルマでも最新のウェザーストリップに交換すればかなり改善すると思います。しかしながら、まぁオープンカーですから雨漏りはあっても全然不思議ではないのです!でもインターメカニカはこのあたりもとても進んでいます。
Q.快適装備はエアコン以外に何かありますか?
A.3点式シートベルトやヒーターは標準です。またオプションでシートヒーター(これがとてもいい)やオーディオやナビも取り付け可能です。スピードスター55には標準ですがロードスターにパワーウィンドウを取り付けることも出来ます。 さらに、1950年代の当事モノのラジオを普通のオーディオとして使えるような、改造もしてくれます。これはかなりオシャレですよ。私の場合、後付けでシートヒーターを付けています。
Q.大人二人と子供二人は乗れますか?
A.リアシートは座席用ではなく荷物置き場みたいな感じですし、車検証には「2名乗車」と記載されている以上ツーシーターとして使ってください。
Q.サビませんか?
A.ボディはFRP製ですので錆びることはありません。また半端なく分厚いボディなので少々ぶつけても全然平気です。
Q.どこで購入できますか?
A.新車は生産が終了しました。中古車は正規代理店であるインターメカニカ東京にて入手可能です。ただし中古車は非常に手に入りにくいですので、順番待ちとなるでしょう!中古車屋さんやインターネット(エンスーの杜やSEIYAAなど)にも掲載されることもあります。私はYahooオークションで見つけました。
Q.空冷ワーゲンにも乗ったことありませんが運転できますか?
A.あくまでも「クルマ」です。運転できるように作ってありますので心配いりませんよ。すぐに慣れるはずです。 私も若い頃初めてカルマンギアの左ハンドルを運転したときでも30分で慣れました。
Q.ガレージは必要ですか?
A.オープンカーなので幌が痛んできますからガレージはあるに越したことありませんが、ボディカバーをかぶせているだけの人もいますし、何もぜず青空駐車している人もいます。 ただインターメカニカの幌は品質がすこぶるいいです。リアガラス(アクリル製)も他社メーカーでありがちな数年で痛むことはありません。
Q.ロードスターとスピードスターのどちらがオススメですか?
A.スピードスターはフロントガラスが低く、バケットシートなども付いていてかっこいいです。逆にロードスターはゆったりとした運転も出来ます。個人的にはロードスターが好きですが、スピードスターにロードスターのシートを取り付けたりも出来ますし、いろいろカスタマイズが可能です。
Q.他社の356スピードスターレプリカと比較してみてどうですか?
A.私自身もインターメカニカ購入前は「Vintage社製」のスピードスターが新車で300万円と安く気になっていました。しかしインターメカニカと比べてしまうとハリボテの内装で作りがとてもチープでしたし「怖くて高速道路なんて走れません」というユーザーの記事も読みました。ミツオカ製に乗る私の友人は、「隣に止められたらこっちのアラが目立つからやめてくれ!」と言います(笑) でもインターメカニカを見ていなかったらもしかしたらVintage社製を購入していたかもしれません。しかし今はインターメカニカの作りの良さ・走りの良さや維持のしやすさ、それに何と言ってもオーナーズクラブでの横のつながりの楽しさを経験させてもらってからは他社はまったく気にならない存在になってしまったのは事実です。
Q.インターメカニカは356以外の車種は作らないのですか?
A.現在は356としています。また中国で電気自動車の生産も始めています。さらには電気自動車の356(e-ロードスター)の生産も決定しました!また今後は昔生産したイタリアを復活させる計画もなきにしもあらずと聞いています。 私個人的には1950年代のカルマンギアのレプリカを作って欲しいと思っています。今後に期待しましょう!きっと次のビジョンはあるはずです。※2022年すべての新車の生産を終了しております。