カルマンギアが教えてくれた空冷の楽しさ
■ 世間ではまだハイソカーやボーイズレーサーが流行っていた 20才の頃、初めて空冷エンジンの車を買った。それが1965年式VWカルマンギアだった。購入後数日経って発売された「Let's
Play VW」という本を毎日ボロボロになるまで食い入るように見た。その本の中で初めて「ポルシェ356」の存在を知った。
いつかはポルシェ356に乗りたい!と憧れの思いで数年…雑誌「ノスタルジックヒーロー」の広告でスピードスターレプリカが新車で買えることを知る。まだ20歳過ぎの私には到底手が出ない金額だったと思う。
オリジナルを余裕で超える満足度
■ それから数年「インターメカニカ」の存在を知る。理想のコンバーチブルDではあったが、値段もビックリするほど高かった。。。 オリジナルのポルシェ356を超える性能と快適性を兼ね備えたインターメカニカは私の理想のクルマであった。しかしまだまだ若造の私にはとても手が届かない。その間にカルマンギアを3台、ビートルを1台、アルファロメオスパイダーを1台乗り継いだ。
1959年型カルマンギアコンバーチブルの車検が近づ
いた頃、たまたま中古車屋のサイトでインターメカニカに出会う。「これは縁」だと思い、翌日カルマンギアを下取りに出し契約をしてしまった。(後に1958年式カルマンギアも購入)
■ 初めて乗ったインターメカニカは、今まで乗ったどのクルマにも乗り味が違っていて、これこそリアルスポーツカーだと感じた。しかも扱いやすくクラシックカー特有の気難しさなど皆無で、多少無茶な運転をしても悲鳴すら上げない優等生なクルマだった。
私にとってインターメカニカがレプリカであることはどうでも良かった。なぜなら乗ってみれば「ポルシェ」だと感じたからだ。しかも50年前のポルシェのようにヨレヨレさもないし、他社のレプリカのように作りが荒いこともない。クラシックカーなのにこれほど気を遣わずに乗れるという幸せ!
ポルシェスピリッツを現代に伝える唯一のスポーツカー
■街中を流しても楽しい。高速をかっ飛ばしても道路に吸い付くような足回りが楽しい。峠を攻めてもダイレクトに反応するエンジンが楽しい。こんなにオールマイティなクルマはそうそうありません。
私のインターメカニカは1992年式ですが17年経った今でも新車の輝きは失われていません。いまだに「フルレストアしました?」って聞かれます(笑)普通のクルマなら2度ほどレストアしないといけないと思いますが、ノンレストアなのに新車のようです!それほど質感が高く仕上がりが素晴らしいと思っています。あと20年は余裕で走れそうです。とても満足しています。

